乏しい博才
シェーン・パーキンスが日本の競輪に常駐となれば簡単に通年一億は稼ぐ。
そのパーキンスの10秒7の捲り(しかもバック線も取らない遅い捲りだ!)を後閑信一が〈タイヤ〉差したのは八月下旬の立川競輪場だった。あの〈強さ〉に暫く後閑を買い続けねばと打たれたのは俺だけではあるまい。
その後閑が膝元の京王閣で特別制覇だというのに俺は一枚の的中車券も持っていないのだから、己の博才の乏しさを嘆くしかない。
普段は車券が外れても納得出来る競輪はあるなどと偉そうに喋ったりする俺だ。車券の損失は後閑への祝意で相殺と表面の体裁を整えたが、二車単も買っておけば……、裏には女々しきギャンブラーが棲む。
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