
最期の大宮

今日は生憎の雨。競輪、車券好きの方は年金を貰っている年齢層が多いので、この雨模様では競輪場に足を運ぶ人は一気に減るでしょう。前節、大雨が降ったときは大宮競輪史上初の800人という入場者数だったし。まあこれを見てくださっている方は室内でのインターネット投票が主の方でしょうから、アオケイネット新聞を購入していただければ幸いです。
本日23日は大宮競輪F2の初日。今回はe-SHINBUN賞争奪戦なのでe-SHINBUNの特設サイトが開設されており、僕もそこで3日間荒れそうな面白そうなレースをピックアップする予定ですので、穴党の方は是非ご参考に。
とりあえず今開催の注目は地元の伊藤公人、渡辺克彦がラスト・ランと言うこと。正直言えば年齢と共に脚勢が低下。それに伴う引退なので勝ち負けは望めません。ただそれでも競輪は人と人が戦うもの。前節の江崎魚彦が完全優勝で一気に点数を上げた様に、周りの選手が気を使ったり、邪魔はしないようにと言うことがあるのは事実。それが地元のベテラン、伊藤公人(59歳)と渡辺克彦(56歳)の引退レースでは他県の選手は「有終の美を邪魔しないように」と思うはず。
野球で言えば、この打席で引退という人に変化球や打ちにくいコースを突いた球をピッチャーは投げないでしょう。打つ、打てないは別として、ストレートの直球をド真ん中に投げるんじゃないの。
相撲で言えば、千秋楽の取り組みで引退ですっていう人を相手に、立ち合いで変わったりはしないでしょう。正面からぶつかり、相手(引退する力士)の取りやすい(力を出しやすい)形に組むんじゃないの。それが人と人がぶつかるスポーツであり、試合でしょ。人情ってもんが絡むんですよ。
で、今日は初日だからガチンコですが、明後日(25日)の最終日は伊藤公人、渡辺克彦の本当のラスト・ラン、引退レースです。両者に前を任される選手は「迷惑かけないように」と思うでしょうし、別線で戦う選手らは「一緒に戦うのはこれが最後」と感慨深いものがあるでしょうし。そうなると接触したりして「落車させる事は避けたい」とか、2人の勇姿を「後ろからゴールするまで目に焼き付けたい」と思うかもしれません。これ以上は語りませんが、2人の引退レースはある意味で注目です。明後日です。ちなみに大宮競輪場は来月以降も開催されますし、僕も本紙担当は継続です。
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