競輪情報なら競輪専門紙のアオケイ

　各地の競輪場に行くため、仕事柄タクシーに乗る機会が多い。運転手さんに「記者さんは車券を買えるの」「選手と話せる立場だから儲かるでしょ」なんて聞かれるけど

　買えます。でも儲かりません！

　と答える。だって80点くらいの選手が「今回は絶好調。捲っちゃうよ」なんて言えば、その選手から車券を買うけど 、逃げた選手（90点くらい）が強ければ捲れないし。その逆もしかり。あと「必ず逃げますから」なんて聞けば、番手選手もしくは捲ちゃいそうな選手を買うけど、上手く駆けて逃げ切っちゃたり。話を聞いた事によって購入金額も増えて、外れれば大敗まっしぐら。

　だからタクシーの運転手さんが「僕は競輪とかやらないんですよ」と言えば「そっちが普通ですよ」と答えるし、「競輪を始めてみようかな」なんて発すれば「今までやってこなかったのだから、競輪なんてやらずに今のままで」と現状維持をすすめる。じゃあ記者さんはなんで車券を買ってるの？　と運転手さんが質せば僕は

　日常生活の一部になっているので。ご飯を食べる、歯を磨く、そして寝る。なんて言う行動の１つなんです。僕にとって車券を買うことは。

　昨日は断食したが、もし買っていれば「ハズれた」「取られた」のオンパレード。今日も断食するつもりですが、今日もガンガン行くぞ！　と言う方にいくつかのレースをピックアップします。

　本日（７日）は立川競輪の初日、そして僕が本紙の印を担当をしている広島競輪は２日目です。

　立川競輪・３Ｒ　107期の新人、平川雅晃⑤を狙い撃ち。デビューした前期は７着ばかりで63点の競走得点だった。もうこのままクビになっちゃうな、と思っていたら今年に入ってから敗者戦で連に絡むようになり、３月の千葉では初の予選１着。そして決勝進出と、やっとプロとしてのスタートを切れたようで、今期の点数は70点を超えています。展開次第では一発も可能です。２車単の⑤全に、３連単は並びと力で⑤から①・②・④の２着、３着ボックス。

　立川競輪・９R　107期はタレント揃いで、特にルーキーチャンピオンに出走した選手達は別格だ。そのルーキーチャンピオンに仕上げた「貯金」がまだ山岸佳太⑤にはあるだろうし、一気の仕掛けなら番手回る吉田英二①は離れてしまいそう。吉田①が離れれば、これに続く飯島淳⑧－佐野多喜男⑥も一緒に共倒れなはず。よって⑤から離れる３人（①・⑥・⑧）を切った、②・③・④・⑦・⑨の２着、３着ボックス。

　広島競輪・７R　初日の予選①を観た感じでは中村由香里②の力強い逃げが光り、あとは高橋梨香④の動きも良かった。ちなみに昨日の高橋（初日６R）は最終ホームからカマして逃げ、篠崎新純に捲られ、それを更に捲った長沢彩が１着。ただ捲られた高橋が篠崎を差し返して２着に伸びてきた。この動きを良いと言わずに、どれを良いと言うの？　なので中村②の相手は高橋④とみて②④から③・⑤・⑦の３着。

　広島競輪・12R　初日特選の才迫開①は７番手不発の不様な負け方。地元戦で何したかったの？　なら今日の準決は逃げにこだわるはずだし、西岡拓朗⑤－高木隆弘③－藤田竜治②の４人で逃げれば別線は良くて５番手。そこからじゃ捲れません。才迫①が最後失速し⑤①③、⑤③①に③⑤①、③⑤②。さらに⑤①②、⑤③②まで。

　ちなみにタクシーの運転手さんが「俺は良く車券を買っているよ。記者さん当たるの教えてよ」なんて言われた時には「僕に聞くよりもアオケイ新聞などの専門紙を買った方が良いですよ。色々な視点が見えてきますから」と返します。僕の上の予想を信じるよりも、現地、場外車券場へ行って、ぜひアオケイ新聞のお買い上げを。よろしくお願いします。