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　２９日に行われる競技が「本番」と考えている選手が多いので、落車や事故がないようにヨコよりタテのレースというのがこの大会の基本。普段は逃げない自在屋が１周ブン回してしまうケースもよくある。またいつもは連係するのに、こういう時だから別線というのもけっこうあって、明日の１０Ｒは竹内雄作と吉田敏洋－金子貴志が並ばない。吉田は「自分の基本スタイルはあくまで自力。自転車を取り替えて元に戻したから、動いて確かめたい気持ちが強いんです。今回限定って言うと聞こえは悪いけど、このあとの宮杯を見据えての選択です」と正直に説明。まさかの単騎になった竹内は「全然知らなかった。マジですか？　ビックリ。単騎の経験はほとんどないけど、これも勉強だと思って走るしかないですね」と微妙な顔で苦笑いだった。