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　いよいよファイナリスト９人が出揃った。近畿勢は脇本雄－稲垣裕－村上義の並び。先頭の脇本は２着１着１着での勝ち上がり。準決は村上の差しを堪えての押し切りだ。成績だけ見れば好調そのものに思えるが、本人のコメントは控え目どころかトーンは低い。「準決は踏む距離が短かったし、たまたま。むしろ日に日に状態は悪くなっている様な気がする」と語る。確かに前検日から「喉を痛め、呼吸が苦しい感じがする」とずっとマスクを着用。とはいえ結果は出ている。彼らは求めるレベルが高いだけにＧ１を獲れるくらいのデキではないと、なかなか『好調』というコメントが出ないというのも事実。今回の脇本に関しては、そうコメントを解釈した方が良さそう。Ｇ１の勝ち上がり戦や決勝では厳しいが、Ｇ３なら勝負になるという事だろう。