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　準決１１Rは新田祐が逃げ、番手の山崎芳が差して、３着に３番手の和田圭が流れ込んで東北３人での決着。引き揚げてきた和田は「これで山崎さんは明日（決勝）で、グランドスラムが達成できそうですね（笑）」と語る。もちろん最初は『？？？…』。何を言っているんだかと思ったが、和田は「今回は『湘南ダービー』でしょ。山崎さんはあとダービーを獲ればグランドスラム達成ですよ」。
確かに平塚記念のタイトルは『湘南ダービー』だ。続けざまに新田祐も、そこに乗っかり「山崎さんのダービー制覇に向け、頑張りたい（笑）」と応じる。
後輩２人のボケというか冗談話のネタになった山崎芳は、前検～２日目とは変わって、声が濁声気味。「準決の朝あたりから風邪の症状が出始めて…。まあ、今開催２回も新田を差せている訳だし、悪くはないけどね」と、こちらは真面目な受け答え。とはいえ決勝でもラインを組む東北トリオからは和気藹々とした雰囲気が伝わってくる。