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　京王閣記念決勝戦は新田康の番手捲りに乗った松坂英が、捲り迫る吉田拓を振り切り、２０１４年花月園メモリアルin川崎以来の記念Vを飾った。
松坂は「嬉しい。そういう気持ちもあるけど、ラインのみんなにどうもありがとうという感謝の気持ちですね。いやー、最後は吉田拓君に抜かれたと思ったけど。初日の４着は自分の感覚では３着だったので、伸びにちょっと自信がなかったから、その分最後まで（勝ったか）半信半疑でしたよ」と口にする。松坂は日大自転車部出身で、この京王閣バンクで練習し育った選手。恩返しの優勝となった。
一方、初のS級戦がこの京王閣記念デビューとなった吉田拓は後方からの捲りで、タイヤ差まで迫る大健闘を見せ２着。「まだまだ力不足です」と意外とサバサバしていた。「決勝だし、ちょっと狙おうと思っていたのに届かなかったし…。本当は打鐘で行きたかったけど、前に思い切り踏まれて結局後手。S級での踏み方はまだまだ勉強が必要」と反省の弁。ただ繰り返すが、これがS級初戦、しかも記念だ。どこまで成長してくれるのか、今後が楽しみ。