HOME > 記者席ホットライン > 小田原記念 G3 前検日

投票サイト リンク集

各電子新聞 絶賛発売中!

小田原記念 G3 前検日 (長谷川)

 先日行われたオールスター競輪は脇本雄太の超ド級の逃げを古性優作がズバッと差して悲願のG1初制覇。平原自身もネットケイリンのコラム『平原康多の勝ちペダル』でその時のレースを分析していたが、改めて本人に色々聞いてみた。
・まずはレースの「中身」に触れる前に、単騎戦を選んだことについて。あの決勝は超抜の深谷知広が空いていて番手に行くこともできたが、決勝メンバーを見た平原は全然悩まず1人で走ることを決めた。
「(初日に)ワッキーに付いているから深谷にも付くんじゃない? と思ったかもしれませんが、一応、自分はまだ自力選手だし、誰彼構わず何でも付くわけではありません。自分の中でワッキーは別格なので。仮に他地区で抜群に調子がいい選手が空いていて、そこが勝ちに一番近い位置だとしても、簡単に付くようなことはないですね。100%追い込みになったら深谷にもマークすると思うけど、まだそういう感じではないので…」。
・そして今度はレースの振り返り。単騎と言いながらも初手からずっと脇本-古性の3番手を回っていたが、ゴール前は伸びを欠いて4着に終わった。
「とにかくワッキーが強かった。一言で言えば、衝撃的な強さ。さすが競輪界の頂点に君臨する男。カカリも持久力もどっちもすごかったけど、特に持久力がズバ抜けていた。あれだけ前がカカると3番手でも厳しいし、番手選手しかチャンスがないかもしれませんね」。
 自分みたいな凡人は、コイツには敵わないなという人間を目の当たりにするとすぐに白旗を上げしまうが、平原がスゴいのは40歳間近になっても本気で脇本より強くなろうとしているところ。
「個の力で倒すのは厳しいなって改めて感じたけど、そこで諦めてしまったら、成長が止まってしまう。ワッキーには決勝が終わってすぐに色々聞いたり教わったりしたし、少しでも追いつけるようにこれからも努力していきます」。
 見た目も喋りも心の持ちようもパーフェクトの一言で、周りの人間がみんな『平原大先生』と言うのも頷ける。この気持ちがあればあと10年はSSの赤パンツを穿いているだろう。

記者席レポート記事一覧

2022年12月13日 20時56分更新
2022年12月12日 15時34分更新
2022年10月6日 16時57分更新
2022年10月2日 19時57分更新
2022年10月1日 19時31分更新
2022年9月30日 15時57分更新
2022年9月27日 0時17分更新
2022年9月25日 18時56分更新
2022年9月7日 16時10分更新
2022年9月3日 3時28分更新

G1・G2・G3開催予定(優勝者)

11/30~12/3日

優勝は坂井 洋(栃木)

11/19~24日

優勝は脇本 雄太(福井)

11/19~21日

優勝は佐藤 水菜(神奈川)

11/14~17日

優勝は芦澤 辰弘(茨城)

11/7~10日

優勝は新山 響平(青森)