松戸記念 2日目 (伊藤博)
野口裕史はご存じのように競輪選手になる前は「ハンマー投げ」の日本チャンピオン。そこからの輪界入りだ。「小さな頃から体を動かすのが好きだった。小学校から相撲に始まり野球、そして陸上。僕はとにかく練習が大好きなんですよ。練習でお金がもらえるなら、ずっと練習をやっています。妻からは『練習ばかりやっていないで、追加でももらって走ってきて(笑)』と言われるくらいですから」。練習が好きだというのは、素晴らしい才能。どんなに素質のある選手でも練習嫌いで代謝制度に引っかかった選手を何人も見てきた。練習の「鬼」野口の競輪筋肉はまだまだ若い。猛練習を実らせれば、ハンマー投げのようにトップ選手になれるはず。そして最後のハンマー投げと自転車のどっちが得意?の質問には「それはまだハンマー投げですよ。競輪ではまだまだ上には上が居ますから」と笑った。
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