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　本社勤務だった大沢先輩が定年を迎えられて、北関東支社の競艇課に移動となりました。アオケイでも１、２を争う背の高い御仁で、パソコンのディスプレイからはみ出すその顔は、さながらウォール・マリアを壊した巨人を彷彿とさせるものがあります。ちなみに大沢先輩は、進撃の巨人の単行本を持っているそうです。

　ボートレースでもカベという単語を多用します。例えば「カベがないイン戦」とは、先日優勝戦が行われた賞金女王、平山の状態ですね。ひとつ隣の艇がＳで遅れたり、落としたりして、そのまたひとつ外の艇が攻めやすい隊形。海野が中途半端だったのもありますが、平山は落ち着いてよく逃げ切りました。

　いよいよ年末の大一番、賞金王決定戦が始まります。シリーズ戦の初日、注目しているのが三井所が出場する１Rと６R。１Rの鎌田は調整に時間がかかりそうなコメントでしたし、６Rの金田は賞金女王の激闘から気持ちを切り替えられるかが心配。カベがないイン戦に、伸び高評価の三井所がいて、波乱の要素は十分ありますね。