選手とメディア
ある雑誌に日本男子プロゴルフ界の新星・松山英樹に関する記事があった。プレーではなく取材対応についてのことだ。
読んでみると、取材する現場記者の声として「取材が嫌いなのか、多くを語ろうとしませんし、感情を吐露することがない」。「素っ気ない答えしか返ってこないのがわかってるから、何か言葉を引き出さなければ記事が作れない(笑)」とあった。
あらゆる競技に言えることだが、プロになったからには、ましてやスター選手となれば報道陣の背後にいる大勢のファンを意識した発言を求められるだろう。だが、一気にスターの階段を上り始めたといっても21歳の若者に余り多くを望むのはどうなのか?勿論、記者の心情も分かるが…。個人的にはもう少し長い目でみてあげたい気もする。
以前イチローがインタビューで語ったと言われる「メディアと選手というのは戦っています。お互いが緊張しなくてはいけないし、お互いが育て合う関係だと思います。ですから妥協はしたくないのです」という言葉を思い出した。
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