中味・中身
2014年1月21日 22時39分更新

昔の音楽界でヒットを飛ばすには曲がラジオに流れることが必須だった。
昔の芸能界で売れるには大手のプロダクションに拾われるしか道がなかった。
が、今は違う。
地方都市の路上ライブからでも、部屋に籠り作ったCDの評判のみでも世の中に打って出ることが出来る。珠玉の作品が片隅に埋もれてしまうという確率は格段に低くなった。
もし競輪が本当に魅力のある競技なら、年齢に関わらず誰かから誰かに広がってゆくだろう。
もし競輪が賭け事として蠱惑的なシステムを備えているとしたら、ギャンブラーはこぞって「この種目」を選ぶであろう。
大事なのは「中味」だ。徹頭徹尾「中味」なのだ。この恐ろしいほどの情報化社会にあって「選ばれない」ということは、「中味」に問題があると疑わねばならない。
竹林記者プロフィール
山松ゆうきち、阿佐田哲也、色川武大、ストーンズ、「青春の蹉跌」「アフリカの光」「嗚呼!おんなたち猥歌」内田裕也、テレキャスター、ボブ・ディラン、生田敬太郎、シオン、広島競輪場、鮎川誠