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トレンド

2014年1月19日 9時11分更新


欧州のサッカーをテレビで観た少年が綺麗な緑のピッチに憧れを抱く。
高校球児はメジャー・リーガーのプレーに興奮し、その打撃フォームを真似ようとする。
どんな競技でもそのトップの「闘いぶり」がその競技のトレンドを左右する。
昨年末のグランプリに倣えば今年の競輪の流行りは「一本棒」だ。などと記せばまた叱られるだけか。勿論、一回しか踏みたくない大ギヤ九人で一億と最高栄誉を争えば「あの展開」の論も立つのだが、初めて競輪を観た人間を惹かせるエナジーは薄いと言わざるを得ない。深谷知の侠気、浅井康の三番手の仕事、結果五着でも成田和の尋常じゃない突っ込み……。見せ処・聞かせ処が探せないわけじゃないが、競輪のビギナーには理解不能だろう。
3・57、3・64、決勝は一枚上げて勝負ギヤ……。踏んだりやめたり、智と策の競輪が懐かしい。

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竹林記者プロフィール

 山松ゆうきち、阿佐田哲也、色川武大、ストーンズ、「青春の蹉跌」「アフリカの光」「嗚呼!おんなたち猥歌」内田裕也、テレキャスター、ボブ・ディラン、生田敬太郎、シオン、広島競輪場、鮎川誠